ウィー

任天堂の次世代ゲームマシン「Wii(ウィー)」の発売が決定しました。今年のE3では、ソニーのプレステ3以上の注目度を集め、ウィー(Wii)のお披露目は大成功に終わったように感じます。ウィー(Wii)は、ここ最近のゲーム機の方向性であったグラフィック・演出重視の仕様ではなく、性能を敢えて追求せず、ゲーム本来の楽しみを味わうことのできるハード機作りに徹底しました。結果、今までになかった操作感でゲームを楽しむことのできる新しいゲームスタイルが誕生したと思います。発売日や価格は未定(2006.5現在)ですが、ウィー(Wii)への期待度はゲームファンならずとも日々高まりつつあります。そこで、現在わかっているウィー(Wii)の魅力について紹介しましょう。

レボリューション(仮称)からウィー(Wii)へ

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任天堂の次世代ゲーム機はつい最近まで「任天堂レボリューション(仮称)」と銘打っていました。この仮称は任天堂が次世代ゲーム機の製作発表から使用されていたもので、「仮称」とはあっても、そのまま「レボリューション」が正式名称にシフトするものだと誰もが思っていたものです。しかし、今年(2006年)の4月下旬、任天堂は次世代ゲーム機の名称を「ウィー(Wii)」に正式決定しました。この突然の発表は、世界中のゲームファンに混乱を招きました。任天堂の次世代ゲーム機は「レボリューション」であると信じて疑わなかったため、任天堂のこの発表を素直に受け入れることができず、大きな批判の声が上がりました。しかし、発表からまもなく1ヶ月経過しようとしている今となっては、ウィー(Wii)という名称が大きく浸透してきています。5月上旬に行われたE3によるウィー(Wii)の発表が功を奏したのでしょう。逆にレボリューションという名称が古く感じるくらいですね。

ウィー(Wii)の由来について

ところで、なぜウィー(Wii)になったのでしょうか。これは、英語の「We」からとり、世代を超えてゲームを楽しむことのできるゲーム機を目指す、という意思の表れのようです。Weとは「私たち」という意味ですよね。グラフィックや演出重視の個人で楽しむことが主だった近年のゲーム嗜好を見直し、みんな(=私たち)で楽しむことのできるという意味が込められているのだと思います。

ウィー(Wii)の戦略について

ウィー(Wii)のコンセプトは「ゲームをみんなで楽しむ」であり、プレステ3やXBOX360の戦略とは一線を画しています。「ウィー(Wii)は、今までテレビゲームをしたことのないユーザーもターゲットにしたい」と担当者は明言しています。テレビゲームに疎遠がちな中高年層も取り込み、ゲーム層を広げたいという考えでしょう。新規ユーザーに焦点を絞ることは、多ゲーム機メーカーにおいてもメリットとなります。XBOX360担当者は、「ウィー(Wii)の発売は大変喜ばしい」と言っています。新規ユーザーが増えると言うことは、ゲーム人口の底上げに繋がり、ゲーム市場が潤うということになります。すると、他メーカーにもチャンスが増えるということになります。もちろん既存ユーザーにも魅力的な機能が数多く備わっています。ゲームキューブ用ソフトと互換性があり、さらに、ネットワーク回線によるインターネット(ブラウザはオプションというのが残念)が利用でき、さらに、懐かしいファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドー64、PCエンジンやメガドライブのソフトをダウンロード(有料)し、ウィー(Wii)で楽しむことできます。

ゲームを楽しむ為に進化したコントローラ

中高年層の獲得を目指すウィー(Wii)ですが、今まで取り込むことができなかったという現実から目を背けるわけにはいきません。これは任天堂に限らず、ゲーム業界が抱えてきた大きな課題の一つと言えます。彼らがゲームを疎遠する大きな理由には「コントロール&操作が難しく、覚えるのが大変」ということが挙げられます。近年では複雑な操作が当たり前のゲームが数多くあり、プレイする以前の問題となっていたはずです。中高年層がゲームをプレイしないのは何もコントローラの問題だけではありませんが、ネックとなっていた一つの部分にメスを入れたウィー(Wii)の試みは評価に値する行為と言えるでしょう。結果、大変斬新で面白いコントローラが誕生しました。

体を使って操作するという新感覚

ウィー(Wii)の最大の魅力はゲーム操作するコントローラにあります。特徴を一言で言うと「バーチャルリモコン」と言えます。テレビやビデオ機器などのリモコンというニュアンスに近いものがありますが、「実際の動作でリモートコントロールする」というニュアンスも含んでいます。縦に細長い長方形のウィー(Wii)コントローラをテレビ画面に向かって上下左右に振ると、その動きに連動して画面内のキャラクターが動作します。たとえばスポーツゲームのテニスゲームをプレイする場合、実際にラケットを振るようにウィー(Wii)コントローラを振ると、画面内のキャラクターがその動作にあわせてラケットを振ります。さらに、フォオハンド、バックハンドの動きにもきちんと連動します。野球では、バッドを振るように動くと画面内でもバッドを振る、など指先による細かい操作を行わず、実際の体を使用した直感的な操作が可能となります。スポーツゲームだけではなく、オーケストラの指揮を行う音楽ゲーム、釣りを楽しむゲーム、実際にダイエットやフィットネスができるというゲームソフトが登場するかも知れませんね。このようにアイデアは無限に広がります。

充実した通信機能を備えたウィー(Wii)

ウィー(Wii)は無線LANを標準装備しているので、無線による通信が可能です。有線による通信に関しては別売りのUSB-Ether変換コネクタで対応しています。通信機能が備わったことで世界中の人とゲームを通じてコミュニケーションをとることができるようになりました。また、Operaブラウザ(オプション)を使用し、インターネットを楽しむこともできます。

細部にまで考えられたスタンバイ機能

パソコンでいうスタンバイ機能が、ウィー(Wii)にも備わっています。スタンバイ時の消費電力はわずか5Wであり、これは豆電球1個分の消費電力に相当します。さらに、冷却ファンが動かないため、夜中でも睡眠を妨害することがありません。スタンバイ状態でもネットワーク回線は切断されませんので、眠っているときでも、情報やメッセージの受信を行うことができます。

ウィー(Wii)の公式サイトが先日オープンし、大まかな仕様が確認できますが、細部についてはまだはっきりと明らかにされていません。これから徐々に明らかにされていく詳細スペックが楽しみと言えます。しかし、やはり現在一番知りたい情報は正式な発売日と価格でしょうか・・・。

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